会敵:森林線
GM(Lain) 2013.04.09 [01:33]
火をおこし、3人が待ち伏せる場所を用意し、攻撃開始のタイミングを話し合う。それだけで四半刻はあっさりと過ぎ去った。
山道と、そして森と牧草地の境界線、その近辺はみっつのかがり火によって明るく照らし出される。
道を向かってくる妖魔どもから見れば、そのかがり火の列の奥に、バーラーが立っている、ということになろうか。
火を見た彼らは、自分たちが迎撃されようとしていることに気付くだろう。
己の動きに呼応するなにかがいることは既に知っている。
それなりの警戒はしていることだろう。
ゆえに、待ち受けるなにかがいることは想定の内である。
明るく焚かれた火。
待ち受ける女戦士。
妖魔どもの頭領たる呪術師は判断した――これが人間の、せめてもの抵抗である、と。
あのひとりを押しつぶせばそれで終わりだ、と。
自分を中心にまとまらせていた群れを前へ出させ、ただひとり立ちはだからんとする愚か者への攻撃を指示する。
村への襲撃、その最初のひとりとして血祭りに上げる。
そのはずだった。
そのひとりを囮に、気配すら殺した3人の冒険者が自分たちを――否、自分をまず殺さんと待ち受けていることに、呪術師は気付かなかった。
鋭い声で手下どもを進ませ、自分も精霊魔法の詠唱をはじめたそのとき。
それこそが、奇襲の――冒険者たちによる奇襲の成立した瞬間であった。
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■GMから
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このカテゴリに書き込めるのは、アイリス、バーラー、ヴェンの3人です。
ヒャッハーしたとおもったらヒャッハーされたでござる^q^
現れた集団は計8体、ゴブシャ1・ホブ1・ゴブ6の集団です。
ゴブシャは森林線付近に陣取り、手近なかがり火からバーラーへファイアボルトを詠唱しつつ手下に攻撃を指示します。
ゴブのうち3体とホブはバーラーに向けて全力移動、ゴブの残りはあぶれるので手近なかがり火を蹴散らしに行きます。
ゴブ3体の攻撃でかがり火がたいまつと同程度の明るさまで蹴散らされますが大勢には影響なさそうですね。
カモフラージュ効果(15だと!)により、アイリス・ヴェン・バウゼンは発見されていません。
3人はこの8体を不意打ちしています(第1ラウンド、3人からの攻撃に対する回避には-4の修正があります。また、第1ラウンドは3人を対象とした行動は行えません)。
バーラーの仕掛けた罠は、接近する4体のうち最初の1体を引っ掛けることとします。
近接戦闘に参加していないキャラクターへの射撃は、自由に行うことができます(=誤射はなく、射線の妨害も考慮の必要はありません)。
というわけで早速ですが奇襲成功であります。
第1ラウンドの行動宣言と判定などをどうぞ!
なお、戦闘は固定値で行います。
第1ラウンドの宣言・判定等の〆切は4月10日24時とします。
◆第1ラウンド:行動宣言
A19 アイリス:
A18 バーラー:
A14 ヴェン:
A14 バウゼン:ゴブシャ・ホブ・ゴブAにファイアボルト
A13 バーラーにファイアボルト
A13 ゴブA バーラーへ向けて全力移動(→罠予定)
A13 ゴブB バーラーへ向けて全力移動
A13 ゴブC バーラーへ向けて全力移動
A13 ゴブD 森林線付近のかがり火を攻撃
A13 ゴブE 森林線付近のかがり火を攻撃
A13 ゴブF 森林線付近のかがり火を攻撃
A12 ホブ バーラーへ向けて全力移動