コール宣言の時間

アイリス(一葉) 2013.04.06 [22:34]

> 「ああ、いいぜ。
>  俺は1人でも、東から来る奴を足止めするつもりだったからよ」
>
> 「無茶だとは思いますが怒りませんよ、
>  これに無理と無謀に無策が付いてたらお説教ですけど」
>
>「・・・ここで逃げたらマイリーの神官戦士の名が廃る
>  いいぜ、その作戦乗った!」

 

 あたしの提案は、皆の命にも関わるモノ。
 だからヴェンのいつもの大言壮語が勇ましく、エリーズの落ち着きが有り難く、セクトールの気合が頼もしい。

 

> 「オーケー、アイリス
>  こんなときは天の邪鬼が一番やな
>  策で頼りになるのは魔術師でも練達の剣士でもない」

 

 策。
 策という程のモノではないとあたしは思っている。
 強いて言うなら、悪あがきという表現とかが近いかな。
 ともあれ、

「相手が嫌がる事をどれだけできるか、という意味で褒め言葉と思っておくよ」

 この言葉は笑って言える。

 

> 「アイリス、ウチも天の邪鬼やで
>  ついでに大降りのギャンブラーや
>  勝ちの目んがあれば、それに乗ろう」
> 「さあて、待ちに待った鉄火場や、せいぜい暴れてやろうやないか!
>  天の邪鬼同士」

 

「ん、おうよ」

 ミルの差し出した指に同じように返す。

 

> 「生きて帰ること
>  それが、冒険の大前提やで
>  やばけりゃ持って来いや
>  こっちでオーガをぶっちめてる間に、西郷流できるかも知れへん

 

「大丈夫。言われなくても死んでなんかやらない。
 割に合わない仕事はしない主義でもあるんだ。
 でもまあ、上手く行ったらエールが美味しく飲めそうだ」

 再びの別行動。
 前回のそれとは違い、明確な意思を持って行う迎撃戦。その始まり。
 無意識に近い感覚で首元の聖印を触りながら、あたしはその空気を感じていた。


 * * * * *


 北西へ向かう。
 妖魔たちを迎え撃ちに。

 バウゼンの見立てでは小型の妖魔が五以上で十いない程度。うち一匹は人間大。
 唯一の懸念点は敵戦力が確定していない事。だがそれは詮無き点でもある。
 どのみち巨人とダークエルフ相手にあたしの弓は働けないのだから。

 森林線に到着したのは夜もド真ん中頃の時刻。
 予想される接敵時間は四半刻後。

 まず必要なのは明かりだ。この闇夜は妖魔にとってプラスでありあたしたちにとってマイナスでしかない。
 可能であればもう昼間のように明るくしてやりたい所だが、それは難しい。
 バーラーが囮を買って出てくれた。これはありがたい。
 妖魔の知能レベルはさておき、明らかな篝火だけあってそれを灯した人の影がなければ警戒を生むかもしれない。
 でも、囮がいればその問題はクリアできる。
 更にバーラーは少々手の込んだトラップを準備し、迅鉄共々準備を整える。

「バーラー、サンキュ。危ない所を任せるね」

 で、あればだ。
 時間はあまり残されていない。あたしは最悪の一歩手前をいつも想像する。
 マズイのは"暗視での戦闘"と"包囲"だろう。

 まず火は戦闘予想地点を接点として境界が重なるように最低二つ。可能であれば三点による中心としたいけど、時間と敵方から見た時の不自然さを考慮して却下。
 そうなると森林線の境界あたりのラインを起点として、牧草地側へ二十メートル地点と森林側へ十五メートル地点で二点が妥当って感じか。

 次に敵の進撃路は十中八九山道沿い。ならば包囲の危険は薄い。
 万が一伏撃を看破された時を考えるなら、後背にラデクを背負った方がいい。
 森林線から数メートル。山道からはおよそ十メートル南。視界を遮らず、接敵せずの距離。

 あたしが思うに大事なのは位置取りより念を入れた潜伏。
 この世に絶対はない。絶対はないなら必要なのは落としてはいけないポイントを落とさない事。

「バーラー、ヴェン、バウゼン。あんまり時間がない。
 あたしは森林線から牧草地側へ二十メートル付近に一つ火を熾す。
 その後は伏撃する全員がより確実に見つからないような位置取りと偽装に時間を使う」

 仲間に意図を伝える。

「叩くなら、やっぱり頭かな。まず敵方の中心を奇襲で殲滅できれば御の字だね」

 さて、勝負は手札を開く時が本番だ。
 積み重ねられる要素は、これぐらいだろう。

 

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PL@一葉より:
 GM、お体をお大事に。色々ご面倒をお掛けしております。

■行動宣言
 ・森林線から20m牧草地側に十分な大きさの篝火(周囲20mの光源)を焚きます。@10分。
 ・カモフラージュ判定を2回行います。@20分。
 これで30分を使い切ります。
 ちなみにこの場所は北西探索組が探索済みとして良い地点でしょうか?
 その場合は都合15分余裕ができるはずなので、更にカモフラージュを1回追加します。
 ダイスはカモフラージュ3回分振らせて頂きますので、3回目は都合に応じて破棄下さい。

■補足
 アイリスはランタンを時間稼ぎ罠で使ってしまったので、
 各作業に別の明かりが必要であれば
 バーラーのライト石の恩恵かたいまつをお貸し下さい(>_<;

■バーラー@コレステロール満載さん、ヴェン@シモンさんへ
 お二人の行動予定と足並みを揃え、かつ私が重要だと思う地点に時間を割いてみました。
 シモンさんの前案だと明かりを灯せる数が圧倒的に足りないので、
 とりあえず牧草地側20m地点は必須として私が担当します。
 他の明かりについてはお任せ致しますね。

 また戦闘は予定通り
  ・バーラーを囮とし、ヴェン・アイリス・バウゼンが通り過ぎた妖魔を後方から強襲
 でよろしいでしょうか。差異があればご指摘下さい。

■ダイス
 22:31:33 一葉@アイリス ≫ 火熾し 2d6 <Dice:2D6[2,3]=5>
 22:31:49 一葉@アイリス ≫ カモフラージュ1 2d6+4 <Dice:2D6[3,2]+4=9>
 22:31:54 一葉@アイリス ≫ カモフラージュ2 2d6+4 <Dice:2D6[5,6]+4=15>
 22:31:59 一葉@アイリス ≫ カモフラージュ3 2d6+4 <Dice:2D6[3,3]+4=10>

 22:32:10 一葉@アイリス ≫ 予備1 2d6 <Dice:2D6[4,1]=5>
 22:32:12 一葉@アイリス ≫ 予備2 2d6 <Dice:2D6[2,2]=4>
 22:32:15 一葉@アイリス ≫ 予備3 2d6 <Dice:2D6[2,1]=3>
 22:32:17 一葉@アイリス ≫ 予41 2d6 <Dice:2D6[5,5]=10>
 22:32:21 一葉@アイリス ≫ 予備5 2d6 <Dice:2D6[2,2]=4>

 カモフラージュ2回やって成功だ! 15出た!∩(・ω・)∩