勝利
GM(Lain) 2013.04.18 [01:34]
ミルが立ち上がってこないことを確かめ、闇の妖精は橋のたもとへ近づいた。明かりの魔法のかかった石を拾い、そのまま握り込む。
硬質の明かりが掌の中に隠され、あたりは瞬時に闇に包まれた。
視覚を奪い、魔法を無効化し、戦場での優位を確定させる――そういった意図の行動であろう。
正しい判断であった――ただひとつの計算違いを除けば。
ミルが服のポケットからいまひとつの石を取り出す。
消えた明かりは、ほんのわずかな間にふたたび周囲を光で満たした。
闇の妖精が短く舌打ちする。
直後、ふたつの気弾が相次いで妖精を襲った。
暗黒神の加護により魔法への強い抵抗力を持つとはいえ、身体の造りまでが妖精のそれと異なるわけではない。
彼らは光の神々のもとに残った妖精族と同じ弱点を抱えていた――すなわち、肉体的な脆弱性である。
喉の奥から空気の漏れるような呻きとともに、闇の妖精は両膝をつく。
そのまま、ばたりと前のめりに倒れた。
同時に川の対岸で揺れる灯を、そして投じられた呪術師の首を、彼が目にしたか否かは定かでない。
だが、巨人たちは倒れる闇の妖精を確実に目にした。
彼らは算を乱し、逃亡へ移ろうとしている――!
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■GMから
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このカテゴリに書き込めるのは、ミル、セクトール、エリーズの3人です。
さすがダークエルフ、HP削られると弱いぜェ・・・
>ターナーさん&ハインツさん
第3ラウンドの回避結果に誤りがあります(水中にいることによるマイナス修正が適用されていません)。
セクトールの分は大勢に影響ありませんが、エリーズの回避は11、オーガーの攻撃点が12となりますので、攻撃が命中しております。
防御で1ゾロを振っても倒れていない(現HP15、オーガー打撃点12+2)ことが確定しておりますので、行動順位0での行動結果はそのまま適用とします。
のちほど防御ロールを振り、ダメージの適用をお願いいたします。
◆第3ラウンド:結果
A19 ダークエルフ:橋のたもとまで通常移動、ライト石を拾って握り込む → 明かり消失
A15 ミル:ポケットからライト石を取り出す → 明かり復活
A10 オーガーA:セクトールに強打+2 → はずれ
A10 オーガーB:エリーズに強打+2 → 命中、ダメージ
A00 セクトール:ダークエルフにフォース → 抵抗突破、3ダメージ!
A00 エリーズ:ダークエルフにフォース → 抵抗、7ダメージ!
◆ステータス
ダークエルフ:HP00/10 MP12/17
オーガーA:HP17/21
オーガーB:HP18/21
ミル:MP06/16
セクトール:MP04/12 クイックネス
エリーズ:HP/15 MP13/22 クイックネス
>みなさま
というわけで、ひとまずここでも戦闘を切り上げ、冒険者たちの勝利という扱いといたしましょう。
戦後処理その他のカテゴリを作り、今後はそちらへ移動いたします。