村人たち

GM(Lain) 2013.03.06 [23:31]

> 「まず、ウチらが出てる間は、なるたけ漁は控えてくれると助かります
>  妖魔の森で漁をしてるってことは、それだけでいつ人死にが出てもおかしゅうない

 ミルの言葉に、村長はまったく仰るとおりで、と頷いた。

「実のところを言えば、村から離れたところへはあまり出向いていないのです」

 特に、泊りがけにならざるを得ないような場所へはミルの言うとおり危険すぎて行くことができないのだという。

>  ええと......なんか大きな音が出るもん用意しといてください
>  ドカンと鳴らしてくれはったら、ウチらは探索から引き返しますさかい

「音、ですか――」

 太鼓かなにか、そういったものでよければ、と村長は請け合った。

「どこまで届くかはわかりませんが、とにかくそのようにいたします」

※ ※ ※

> 「ああいや、大きさとかそのへんで

「大きさ・・・大きさ、ですか――うーん」

 どうだったかな、と彼らは思案顔だ。

「でかいのもちっこいのもいた気はしますがねえ。ううん」

 時間をかけて聞き出し、話を総合すれば、やや大きめのものがいた――個体差というよりは種の差、といったレベルでやや大きなものがいた、ということは聞き取れることだろう。
 不確かな情報ながら、妖魔に混じって目撃された大型の個体は、おそらくホブゴブリンであろうと思われた。

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■GMから

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 ミルの聞き込みに短レスです。

 出猟規制の件については村長の同意が得られました。
 また、有事の際は太鼓を鳴らして報せてくれるそうです。

 妖魔に混じっていた大きめのなにかは、どうやらホブゴブリンのようです。