初日夜、最初の有事。

アイリス(一葉) 2013.03.22 [20:00]

 夜は妖魔たちの時間だ。
 可能であれば早くに過ぎ去って欲しいが、時間はいつでも等しく過ぎ行く。
 取り決めた順番に従い、ミルと使い魔の迅鉄が就寝してから一刻半。
 ――そう、わずか一刻半。妖魔たちの活動時間はまだまだこれからの時間帯に、それは起こった。

 ラデクから見て北西の稜線に浮かぶ光。自然には発生しえない動き。
 そして、北東側の稜線にも浮かぶ、同様の光。

 バーラーがすかさずミルを起こす。
 そちらはバーラーに任せ、あたしは素早く野営の為におこしておいた火を小さく、最低限の明るさに落とす。
 近くない距離であったとは言え、このままにしておく訳にもいかない。暗闇に目を慣らしておく必要もある。

 

> 「あれっ?高さが高いわ・・人よりずいぶん高い場所で火で合図しているみたいだわ」
> 「人間より2回り・・大きそうだわ」

 

「マジか。まさか本当に巨人か......?」

 眉根が寄る。もしも巨人と夜の間に戦闘になったら、こちらの被害は甚大になるであろう。
 戦闘面での主力、セクトールとエリーズは北西に行っているのだから。
 ミルとバーラーは頼りになるが、何よりまず戦いの心得に一歩劣るあたし自身が足を引っ張る。

「ミル、迅鉄の目で何か見えない?」

 同時に今後の事を検討する。
 まず避けるべきは接敵。次に避けるべきはラデクへの強襲の見過ごし。
 可能であれば行いたいのは北西組との共有。彼らは今の光を見ているだろうか。

 二人に問い掛ける。

「ねえ、あたしはこうしたい。
 恐らく今すぐに動けばあたしたちの存在がバレる。
 だからまずは動ける用意だけして、できるだけすぐに火を消す。
 四半刻(30分)もした後、山を下って小屋まで退避しよう。
 森の中であれば奴らの進軍とかち合う可能性は低い。
 それで、迅鉄にはできれば残って隠れながら何かが通らないか見張っていて欲しい。
 小屋まで退避したら、翌朝まで迅鉄の監視を元にしながら待とう。何かあればその時に動こう。
 あたしは川沿いまで走って、矢文を飛ばしたい。北西組が見つけられるかはともかく。
 一晩程度の強行なら、元よりあたし一人がヘバっても全体の戦力は、大差ないから」

 危険はあろうが、時間の猶予はあまりなさそうだ。

 

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PL@一葉より:
 締切ギリギリ申し訳ないです。
 コレステロール満載さんの案を大前提に、以下のように動きます。
 自分以外の動きについては希望という事で。

 ・ミルを起こす。
 ・迅鉄の目で見てもらう。
 ・30分でライト石を作ってもらい、自分はその間に矢文用の文面をしたためる。
  終わり次第火を消す。
 ・G地点付近の小屋まで退避。迅鉄はその場に残って監視してもらう。
 ・アイリスのみランタンを使ってFまで行き、矢文をEに飛ばして小屋へ戻る。
 ・バーラーとミルは小屋で待機しながら迅鉄の目を通した状況に応じて臨機対応。
  もしアイリスが戻る前に移動する場合は、書置きか何か下さい。
 ・何事もなければ翌朝開けてから詳しい調査を再開。

 したためる文面はこんな感じで。
 『調査初日。夜入りて間もなし(世界観的に21:00頃と分かる表現)。
  K点ないしI点にて同様の不自然な灯を見る。二つの灯。二度の交差。南を指示。
  当方はK小屋へ退避し接敵を避け夜を過ごす。異常があり次第取り決めに従い行動す。
  当矢文は灯を見てよりおよそ一刻後に放つものである。 アイリス・リトルトン』

 羊皮紙、ペンとインクは持っています。
 ランタンも自前がありますが、ミルが道中作っていた細工済みの奴を借りて行こうかしら。

 とりあえずコレステロール満載さんといあさんから待ったが無ければこんな感じで!

■ダイス
 20:01:24 一葉@アイリス ≫ 予備1 2d6 <Dice:2D6[4,3]=7>
 20:01:26 一葉@アイリス ≫ 予備2 2d6 <Dice:2D6[5,5]=10>
 20:01:29 一葉@アイリス ≫ 予備3 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>
 20:01:32 一葉@アイリス ≫ 予備4 2d6 <Dice:2D6[5,4]=9>
 20:01:35 一葉@アイリス ≫ 予備5 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>

 ヒャッハー! 予備だけど出目がいいぜー!