第二層

GM(Lain) 2010.11.12 [02:44]

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 第一層で感じた湿気と黴臭さは、この層であればより顕著に感じ取れることだろう。
 この階層にも、明かりはない――魔術灯そのものはあるが、動作はしていない様子だ。

 アースの持つ【光明】の魔法をかけた小石と、エストレノのランタンの明かりが壁を、天井を、床を照らし出す。

 通路を先に進むと、中央の広場には、西から東にごく細い水の流れがある様子だ。

 辿ってみると、西側は壁が崩壊し、岩盤と土砂が露出しており、土砂の間からちょろちょろと水が湧き出している。
 水の流れは東側の壁に達すると、その下にある排水溝に落ちて消えている。

 豊富な湿気によって、壁のところどころに細かいカビが――壁と似たような色なので、注意しなければわからないかもしれないが、カビが生えている。

 湿気と黴臭さのもとは、どうやらこの階層にあるらしい。
 もしかしたら、蝙蝠たちの出入り口も。

 

1:入口の部屋

 この部屋の南端には階段への入口があり、上の層へと続いている。

 石畳や壁、天井の状態は第一層の部屋と同様、あまり芳しいとは言えない。

 部屋はがらんとした様子で、ざっと見たところ目ぼしいものは見当たらない。
 だが、探してみればなにか出てくる可能性はある。

 この部屋を探索する者は、ターンを消費してシーフ技能による捜索判定シーフLv+知力B)を行うこと。


2:半壊した部屋

 階層の南西に位置するこの部屋は、半分が土砂に埋まっている。
 もともと扉はあったようだが、今では歪んで錆びた鉄の塊がかつての戸口のあたりに倒れているだけだ。

 ちょうど真北に位置する部屋を埋めた土砂の隙間から流れ出てくる水の一部はこの部屋に流れ込んでおり、部屋全体が浅い水溜りになっている。
 深さはおおよそくるぶし程度まで、崩壊した壁の傍はもう少し深いようだが、いずれにせよ何をするにも支障が出る深さというほどではない。

 水溜りの中には怪物が1体いるのが見て取れることだろう。
 君たちに気付けばそれは向かってこようとするが、急いでこの場を離れれば戦闘は避けることができそうだ。

 怪物の向こう側、部屋の南の壁には深い亀裂が走っている。


 怪物の正体を知りたければ、ターンを消費して怪物判定セージLv+知力B)を行うこと。


3:格子戸の部屋

 階層の北東に位置する部屋の入口には、鉄の格子の嵌った扉がある。
 扉には鍵がかかっていて、何がしかの手段で鍵を開けなければ中に入ることはできない。

 ノブの脇の壁には人の手のひらよりもやや小さいくぼみがある。
 くぼみには幾何学紋様が刻まれていることがわかるだろう――よく見ればそれは、南東の部屋の扉の脇に刻まれたそれとはやや形を異にしている。

 扉の向こうにはチェストらしきがいくつか見えるが、大半は崩壊してしまっている。

 チェストのあたりには怪物が1体いるのが見えることだろう。
 扉を開けるのであれば、戦いを覚悟した方がよさそうだ。


 開錠を試みるなら、ターンを消費して開錠判定シーフLv+器用度B)を行うか、または『アンロック』を行使すること。
 また、開錠判定によって開錠を試みた者は2d6を2回振ること。

 怪物の正体を知りたければ、ターンを消費して怪物判定セージLv+知力B)を行うこと。


4:鉄扉の部屋

 階層の南東に位置する部屋の入口は、鉄の扉で閉ざされている。
 
 扉には鍵がかかっていて、何がしかの手段で鍵を開けなければ中に入ることはできない。

 ノブの脇の壁には人の手のひらよりもやや小さいくぼみがある。
 くぼみには幾何学紋様が刻まれていることがわかるだろう――よく見ればそれは、北東の部屋の扉の脇に刻まれたそれとはやや形を異にしている。

 開錠を試みるなら、ターンを消費して開錠判定シーフLv+器用度B)を行うか、または『アンロック』を行使すること。
 また、開錠判定によって開錠を試みた者は2d6を2回振ること。


5:鉄格子奥の魔法陣

 階層の北に位置する円形の広間の床には、光を放つ魔法陣が描かれている。
 大まかな形は入口のそれと似ているようだが、詳しくは近づいて見なければわからない。

 広間と通路は、錆びた鉄格子で隔てられている。
 鉄格子の脇の壁には上下に動く5本のレバーが突き出ている。現在、レバーは全て下げられている。

 レバーの横には、『Operate』(動作)という文字が掘り込まれた、やや大きめのボタンがある。

 見たところ、鉄格子を操作するための機構のようだ。

 鉄格子そのものに鍵などはかかっていない。罠もない。
 どうやら天井から降ろし、必要なときは引き上げるタイプのようだ。

 また、鉄格子は真っ赤に錆び果てており、本来の頑丈さは大きく損なわれている様子だ。
 この状態であれば、時間と適切な武器や道具で鉄格子そのものを破壊することもできるかもしれない。


 鉄格子を破壊する場合は、ターンを消費し、適切な武器(マトックやルーサーンハンマーなど)で破壊すること。
 レバーを操作する場合は、ターンを消費し、どのレバーをどう動かすかを確定させること。
 いずれの場合についても、その場にいるキャラクターは全員、2d6を1回振ること。

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■GMから:

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 ターン6は第2層の情報開示です。
 皆さんはターン7の行動を決定してください。

 次の進行期限は11月15日午前0時です。

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