少しだけ未来のお話。

パム(パタパタ) 2010.11.26 [23:58]

 魔方陣に飛び込もうとする、そのはざまに。

 

 

 

「少しだけ未来の話をするよ?」

 

 僕はそう3人に話しかけた。

 

「何気に僕、遺跡って初めてな気がするんだ。

 

 魔方陣でこう・・・しゅわ!っていうの?ワープって奴?

 

 あれいいね?いつでも出来ないかな?シュワって。

 

 楽しいね、遺跡って。

 

 化け物もいたけど、永遠の少年アース強いね!

 

 戦うのはじめて見たけど、急所への一撃ずばって!

 

 エストレノとたいちょーは・・・うん、ちょっとう〇こくさかったのは秘密ね!」

 

 びしっと親指を立てる。

 

「みんなでご飯おいしかったねぇ?。

 

・・・あれ?遺跡ってこんなの?

 

 楽しかったからまあいいや!」

 

「うん、楽しかった。

 

なんとなく分かるよ。

 

もうすぐ終わりなんだって。

 

たのしかったなぁ?。

 

 僕ね、いつかオランから出て旅に出ると思うんだ。」

 

 まあ、当たり前か、"旅妖精"グラスランナーだもんね。

 

「僕らはさ、お気楽気楽で楽しいこと大好きで、よく何も考えてない!なんて思われてるけどさ。

 

 それでもさ、この日のことを忘れないよ。

 

 そりゃさ、いつものたびのほんのワンシーンなんだけど。

 

 それでもさ!

 

 僕の思い出ってやつの一ページだからさ!!」

 

 頷きながら三人を見る。

 

「そこ!!クサイとか言わない!!

 

ギップリャとかでてくるぞ!

 

遺跡だろうとどこにだろうと現れる伝説の妖精だ!

 

 知らない!?知ってるよね!?」

 

 んでだ。

 

「何が言いたいかというと、だ。

 

ギャグじゃないんだ。

 

こんな出会いを僕はまた探して行こうと思う。

 

楽しかった!

 

否!!

 

楽しいぞ

 

 

 

まあ、それだけなんだけど。

 

じゃ、いこっか。」

 

 

 そういって僕は魔方陣に飛び込んだ。