開く鉄格子
GM(Lain) 2010.11.23 [15:10]
錆びの浮いたレバーは、その可動部にまで錆が回っているようだった。
しかし、動き始めはひどく重いものの、力を入れて動かせないほどではない。
一番左、右から2番目、一番右。
都合3本のレバーを苦労して押し上げる。
ボタンを押すと――押すというよりも叩いて押し込むといった方が正しいかもしれないが――壁の中で何かが作動する音が聞こえ、ややあって軋みながら鉄格子が天井へ引き上げられてゆく。
しばらくすると鉄格子は完全に引き上げられた。
今や通路と魔法陣を隔てるものはない。
鉄格子のあったあたりの壁を見てみれば、その鉄格子は遺跡にあとから付け加えられたものであろうと推測できる。
はじめから作りつけたものであれば壁の石組みは格子の存在を前提に組まれていることだろう。
しかし、この鉄格子は壁の石をわざわざ切って作られたもののようだ。
誰が何の目的で鉄格子を取り付けたのかは、ここでは知ることができない。
魔法陣に近づいてみれば、それが「生きている」こと、そして作動状態にあること――すなわち踏み込めばどこかへ転送されること――が解るだろう。
行き先がどこであるのか、それはまだ解らない。
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■GMから:
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エストレノのターン11です。
おめでとうございます、正解ですー!
鉄格子が引き上げられ、通路ができました。
魔法陣は生きており、どこかへ移動できそうです。
魔法陣を使用する場合は、ターンを消費してその旨宣言してください。
次の進行期限は11月27日午前0時です。
よろしくお願いしますね!