残骸のなかに光るもの
GM(Lain) 2010.11.13 [00:45]
セリトが石の従者の頭(と呼ぶべきなのだろうか?)を戦鎚で弾き飛ばした。
残された胴体部をパムが覗きこむ。
なにか光るものが目に入った。
拾い上げるとそれは、どうやら宝石の原石のようだ。
もう一体の従者も検めれば、似たような大きさの原石が取り出せるだろう。
古代王国の魔術師にとって、石の従者の体内に宝石の原石を埋め込むことがどのような意味を持っていたのかは解らない。
だが、新王国時代の冒険者たるパムやセリトにとっての意味は一つしかない――すなわち、戦利品だ。
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『我々はこの草原において、奇妙な球技を目にすることとなった。
地面に置いた小さな石球を、木製の戦鎚のようなもので叩いて飛ばし、いかに少ない回数で小さな穴に入れられるか、を競うというものだ。
球技の名を尋ねる我々に、彼らは「ゴルフ」と答えた。ゴは「打つ」、ルフは「斧」という意味だそうだ。
部族の古老に由来を聞いたところ、興味深い話が得られたのでここに記す。
その昔、「ゴルフ」は討ち取った敵の首を斧で打ち、どれだけ遠くへ飛んだかを競うものであったという。
しかし、競技のあとの有様があまりに凄惨であることに皆が辟易していたところ、ストーンリバー氏族のリョウという若者が「では首を模した石の球を打てばどうか」と提案し、やがて競技の内容も単純に飛ぶ距離を競うものから穴へ球を打ち込むものへと変化していった、というものであった。
――「東方蛮域聞略」魔術師ミンメイ』
編者注:ミンメイなる魔術師は古代王国期の人物とされているが、その実在は確認されていない。
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■GMから:
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パムとセリトのターン5です。
ストサバの残骸で遊んでるとかセリトがクリティカルすぎる件。
崩れたストーンサーバントの残骸から、宝石の原石を発見しました。
2つで(2d6-3)×50ガメルの価値があります。どなたかダイスを振って価値を確定させてください。宝石は通貨のかわりに使われることもあるため、価値=売価です。
この部屋の探索を完了しました。
アース・エストレノと合流するためには、ターン6を消費して階層を移動する必要があります。
ターン7から2層で合流できますね。
後半は勢いで書いた。特に反省していない(きりっ