導師かく語りき。

GM(Lain) 2010.11.03 [18:09]

> 「帰還後で構わない。コモンルーンを一つ用意してもらいたい。その分の資金はある。カウンターマジック、ライト、センスマジック、用意できるものだけでいい。
>  可能ならいずれか一つを購入したい。」

「【光明】の共通語魔法が込められた指輪なら用意できるだろう。だが・・・・・・」

 パムの言葉に、導師は答える。

「このところ、その、いろいろあってね」

 言葉を濁すが、パムは知っていることだろう。
 共通語魔法を悪用した犯罪が散見されている。

「信頼できる相手にしか売らないように、というお達しが出ている」
「いや無論、君を信頼しないというわけではないのだが・・・・・・ああ、こうしよう」

「君は遺跡調査に協力し、実績を作る。私は君に指輪を売る。そういうことでどうだろうか」

「そうだな、500ガメルを我々からの報酬として支払える程度の情報だ。
 それでギルドへの協力の実績になるだろう。
 例の遺跡について、それだけの情報を持ち帰ってくれれば【光明】の共通語魔法を売り渡そう」

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> 「そのダンジョンならば、あると思うかね!

> あの・・・あの伝説の罠。

 

「な、何かね・・・・・・?」

 導師はパムの言葉に釣り込まれるように腰をかがめ。

 

> 『頭の上からタライが!!!!!』

 大声にびくり、と身を震わせた。

「あ、あるかもしれないし、ないかもしれない」

 つとめて平静を装ってはいるが、パムはその表情に隠された動揺を見て取れることだろう。

「あまり年寄りを驚かせるものじゃないよ、君」

 しばらくのち、落ち着いたあとで、導師は抗議がましくそう呟いた。


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■GMより:

>パタパタさん

 パムへのコモンルーン売却の条件は上記のとおりです。
 500ガメル相当の情報をお持ち帰りいただければ「ライト」のコモンを売却可能です