オランふたたび

アウロラ(じゅんじゅん) 2011.04.10 [22:44]

オランに戻って、ベルトーニ様のところにお手紙をお届けして。
辺境伯様がお若いのには、ちょっと驚いたけれど・・・。
でも、人間は時間が短いから、アウロラの感覚とは、ちょっと、違う、のだと思う、し・・・。
アウロラにも、人間の血、混ざっている、けれど・・・・・・。

「アウロラ、です・・・・・・」
ご挨拶だけして、あとはずっと、黙っていたの。
アウロラよりも、他の方々の方が、ずっと上手に、お話しできるもの。

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子爵様のところの家宰さんが書いてくださった書状を持って、紹介してくださったところへ行って。
アウロラは、銀の矢を作ってもらったの。
アウロラは非力だけれど、お守りにはなると思う、から・・・・・・。

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「戻り、まし、た・・・・・・」
迎えてくださったジョージさんに、ご挨拶して。
あとはゼーレンさんや、他の皆さんが楽しそうにしているのを、見ているの。
だって、皆さんが楽しそうにしていると、アウロラも、楽しい、から。

手の中には、絞った果汁の入ったカップ。
カップの水面に、今回出会った人たちのお顔が、浮かんでは、消えて。
「アウロラ、も、お役に、立てた、の、かしら・・・・・・?」
そっと呟いて、ちょっぴりカップの中身を飲んで。
あとはずっと、皆さんの楽しそうな様子を、見ていよう・・・・・・。

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PL:
取り急ぎの締め日記です。
感想などは改めて書かせていただきまーす!

お守り代わりに銀製アローを12本(1セット)購入いたします。
しめて50ガメルなり。
代金を報酬から引いて、700ガメル頂戴します(''*

ゼーレン(ブライト) 2011.04.10 [17:37]

「ベルトーニ辺境伯」

 ベルトーニ家と言えばオランでも名の知れた新興貴族。
 子爵様はおれたちに、その辺境伯への手紙を託した。

 オランに戻ってすぐに、その依頼を果たすため、ベルトーニ辺境伯のお屋敷を訪ねた。
 てっきり執事か何かに手紙を渡せば済むと思っていたが、
 実際には客間にまで通され、ベルトーニ辺境伯ご本人がとじきじきに出迎え、茶菓までも供された。

 この展開は予想していなかった...。
 まさか手紙を受け取るためだけに、冒険者などと直接会うとは...。
 子爵様との関係はそれだけ深いということか。

 ガチガチに緊張しながら伯爵様と対面する。
 子爵様と違ってまだ若い。整った容貌に知性を感じさせる瞳と、柔和な表情が特徴的だった。

 伯爵様は喜んだ様子で、書状に感謝の意を示した。
 是非自分も助力を願いたい、とも言っていた。
 貴族とコネが出来たことも嬉しいが、好意的な態度を示されたことが素直に喜ばしかった。

 
 ************

 所は変わり、子爵様のオラン別邸にて、再び子爵様と対面する。
 約束どおりの武具職人への書状を手にした。
 ものは言って見るものだ。
 無論、ベルトーニ辺境伯からの伝言も伝えるのも忘れはしなかった。

 ************

 そして、貴族の世界に触れる貴重な体験を終え、おれたちはジョージの角無しミノタウロス亭に戻ったのだった。

 雑然とした環境。正直、このほうが落ち着く。
 すぐにでもくつろぎたかったが、まずジョージさんに挨拶して、忘れないうちに手紙を渡すことにした。

 手紙を読んだジョージさんはなにやら、大変嬉しそうな顔をしていた。
 何が書かれていたのかははっきりとはわからないが、好ましい内容だったのだろう。
 そして続けて言った。

>「一両日中にまた新しい依頼だ。
> まあ受けるにしろ受けねえにしろせっかく帰ってきたんだ――」

>「祝いのひとつも、やるんだろ?」

 

「もちろんだとも!」
 今のおれは緊張が解けたばかりでテンションが激しく高まっているッ!
「親父どの、とりあえずエールを人数分くれまいか!
 そして間髪を入れずに"依頼達成記念ほめほめほーん踊り"を!

 いざッ! 踊らんッ!」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 はぁぁぁー ほめほめほーん ほめほめほーん ほめほめほーん ほめほめほーん
 お宝たくわえたドラゴン 追いかけて
 裸で 駆けてく 愉快なサザエンヌ
 仲間が笑ってる 使い魔も笑ってる
 luーlululululluー 今日はいい天気

 (2番)妖魔退治に山まで 出かけたら
 装備を 忘れた 愉快なサザエンヌ
 妖魔が笑ってる GMも笑ってる(注:メタ発言)
 luーlululululluー  今日もいい天気

 今日はもう... 店じまいだよ...
 "サザエンヌはこれでもベテラン上級者なんだぞ!"の舞い!
 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 今回の冒険では探偵にも戦士にも商人にもなったが、
 道化になるのが一番楽しいのだ。そうなのだ。

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PL:
道化と書いてバカと読んでもオッケー!
というわけで大団円!

ベルトーニ家のセージチェックしてみました。
wiki@swww5のベルトーニ家の記事にしたがって日記に反映させています。

ブライト2D6 → 3 + 1 + (3) = 7 (04/10-17:34:02)


ブライト : セージチェック:ベルトーニ家 (04/10-17:34:01)


・高品質武具等の購入権について

 銀製武器と悩んだけど「高品質3までの武器」を希望します。
必要筋力9・カトラスの高品質3、352ガメルの品を発注します。

感想などはまたPL相談所にて。
ありがとうございました!

GM(Lain) 2011.04.09 [23:44]

 アンセルムからオランまでは、およそ2週間の道程だ。

 出立から一月ほど。
 帰り着いたオランでは、そこかしこに春の気配が見て取れる。

 オラン市中の一等地にあるベルトーニ家の邸宅にも、春は訪れているようだ。

 門衛に来意を告げれば、待たされたのちに邸内へ案内されることだろう。
 花の香りの漂う広い前庭を抜け、これもまた呆れるほど広い邸内を通り、中庭に面した客間に通され。

 茶菓を供して書状を受け取り、さらに一通りの説明を聞いたあとで、ベルトーニ辺境伯は言った。

「成程、子爵があなたがたを信任するわけだ。
 次は是非、私にもご助力を願いたいものだな」

「子爵ご本人はオランにはおられぬのだな。
 であれば、子爵の御家中にお伝えいただけないだろうか?
 アレッサンドロ・ベルトーニは、此度の書状に感謝している、と」

 アンセルム子爵のオラン別邸、まさに一月前に冒険者たちが依頼を引き受けたその屋敷の庭にも、ぽつりぽつりと花が咲いている。

 用件を告げ、書状の封蝋を見せれば邸内に招じ入れられる。
 出迎えた家宰に書状を手渡すと、家宰は内容を一読し、紹介状を用意する、と告げた。

「職人にもあまり無理は言えませんので、何通でも、というわけには参りませんが」

 そう断りながらではあるが、紹介状をしたためてくれる。

「武具を扱う工房の親方に宛てて、あなたがたに武具を誂えるよう依頼する書状です。
 お望みの工房をお選びください」

 品質のよい武器や防具の工房のほか、銀を武具に加工する工房もあるという。
 書状を持参した者に合わせて、武具を作り上げてくれるだろうとのことだ。

 諸々を済ませて戻った『ジョージの角なしミノタウロス亭』。
 店主のジョージは、夕食の仕込みに余念がない。

「おう、戻ったか。いやいや、無事で何より何より。
 なに?・・・・・・手紙?うち宛てに?」

 一読するや破顔して。

「随分と気に入られたみたいじゃねえか、ええ?」

「一両日中にまた新しい依頼だ。
 まあ受けるにしろ受けねえにしろせっかく帰ってきたんだ――」

「祝いのひとつも、やるんだろ?」

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■GMから

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 おつかれさまでした!
 少々長引きましたが、本シナリオはこれにて〆であります。

 いましばらくはアカウントを有効としておきますので、〆レスなりご感想なりいただければと思います。


◆事務的なこと

 経験点と報酬を次のとおり配布いたします。

 ●経験点

  アウロラ:1500点
  リャッテ:1500点
  ゼーレン:1500点
  チルグラ:1000点
  イドーラ:500点


 ●報酬

  各自に750ガメル+高品質武具等の購入権(後述)

  ・高品質武具等の購入権について

   高品質3までの武器
   高品質3までの防具
   銀製武器
   銀製防具

   上記いずれか1カテゴリを作成できる職人への紹介状をPCごとに1通。
   カテゴリ内での購入数は2点まで。
   購入権はこのシナリオ内でのみ有効。譲渡不可。
   銀製の矢または太矢は1ダース50ガメル、2ダースまで購入可。

  購入するものは本編またはPL相談所に明記すること。


 以上をもって各参加者をシナリオから解放いたします。
 長々とお付き合い、ありがとうございました!