感想&ご挨拶

GM(Lain) 2012.08.21 [17:00]

■ご挨拶&感想

>みなさま

 およそ1か月半の間、お疲れ様でした!

 戦闘を途中で切るような形になってしまいましたが、まあだいたい決着ついてるだろうという判断です。
 要はそれだけの優位を積み上げており、今後事故がない限りは無難に勝てるだろう、というところですね。

 戦闘前のパートでやや時間を使っており、どうなるかなあと不安な面もないではありませんでしたが、結果的にきちんと想定の範囲に収まったこと、これは戦闘におけるPLの皆さんの積極的な書き込みによるところが大きいと思っております。

 のちほど具体的にお話しますが、事前の対処が良かったためにかなり有利な状況で戦闘を始められており、このあたりが勝ちに繋がっているなあ、というのがGM的な感想であります。

 ともあれ、勝てるところを勝ちきるとか普通のことを普通にやる、というのは実は結構高いハードルでして、それをきちんとこなすあたり、冒険者として中堅からベテランの域に入りつつある皆さんの面目躍如というところでしょうか。


>いあさん

 Lv3のソーサラーって敵に回すといろいろと面倒ですよね!
 ええすみません、わざとですハイ。

 Lv3に達したルンマスは全般に一山越えた感が出てきますが、中でもソーサラーは選択肢の多さと汎用性の高さから、敵にいても味方にいても戦術が一変するくらいの影響力がある、とわたしは思っております。

 とりわけミルは前線にも出ようと思えば出られる、という立ち位置ですので、逆に言えばより運用が難しいところかなあと思います。

 ぜひ今後も、ポテンシャルを遺憾なく発揮していっていただければ。
 おつかれさまでした!


>ハインツさん

 セクトールは勇者になれるだけのキャラだよなあ、というのがGMとしての率直な感想であります。

 決して飛びぬけた能力ではないけれど技能でしっかりカバーして活躍できる、みたいな。
 GMとしては今回、パーティ内随一の打撃戦力というふうにカウントしておりましたが、どうでしたでしょうか。
 適切なサポートがあれば結構イケるよね、と思うのですが。

 サポートも、貰う側で「いま、どのくらいの出目で当たるか」「ダメージはどのくらい期待できるか」「避けられる確率はどの程度か」「ダメージはどのくらい貰うことになるか」というのを把握したうえで、同じ状況が何ラウンド続けば戦況がどう変わるか、というあたりまで押さえておくと「いまどんなサポートが一番効果的か」とか「自分は何をするのが適切か」というのが見えてくるんじゃないかと思います。

 そのあたりをきっちり計算できるのが訓練された脳筋です。
 脳筋が言ってるのでたぶん間違いありません。

 爆破される前に、そのへん極めておくと爆破されにくくなると思います!


>ターナーさん

 ヒーラー役、お疲れ様でした。
 出目がアレだったこともあり、エリーズがいないと死人が出る感じでしたね。

 そういった意味ではきっちり役割をこなされたかなあと思っております。

 ただまあ、おそらく自覚されているとは思うのですが、積極的に前線へ出たがるマーファ神官というのはわりとレアな存在で、かつ教義と自分の行動をどう折り合わせるかという問題に常に向き合うことになってるんじゃないかなと思います。
 そのあたりをロールプレイ的にがっつり織り込むとより深みが出るかなあ、その辺はちょいと惜しいなあ、と眺めておりました。

 個人的には、教義はよほどのことがない限り他人がどうこう言うものではなく、そのPCのPLさんの中で折り合いがついていて、その折り合い方を周囲に示せれば理解されていくものだろうと考えております。
 内心の信仰はそのPCのものですし、神様は基本的に広い心で信者を見ているものでしょうから。

 ともあれ、タイミングのいいキュアは今回の戦闘の天秤をPC側に傾けるのに大いに役立ったことは言うまでもありません。
 今後もセクトールを支えつつ発破を積み重ねる作業に従事していただければと思います。

 ・・・・・・そういえばあんまりいちゃいちゃしてませんでしたね。


>悪根さん

 経験点帯がひとりだけ違うので大丈夫かなあ、でもまあ悪根さんだし、と思いつつご参加いただきました。
 結果いろいろとストレスの募る結果になったかもしれません。ごめんなさい。

 ただ、それでもきちんとマークにできることを見つけているあたり、さすがだなあと感じております。

 また、マークの手柄というかファインプレーは戦闘に入る前にあったのではないかなあ、と。

 空が見えるかどうか、というところから候補地を絞り込んだり(これは完全に正解でした)、できる限り先を読みつつ次に何が来るかを想像してそれに備えたり、というのがマークと悪根さんの真骨頂であろうと思います。
 こういったところが経験点に反映されており、またNPCからの評価につながっている、と考えていただければ。

 あ、セーロフからの評価とか要りませんかそうですか。


■ネタバレ

 茶1あたりで口を滑らせた記憶があるのですが、会議中にうっかり受信した電波に厨二風味の味付けをしてシナリオに仕立てたのがこのシナリオです。
 なのでわりとこう、いい加減というか抜けが多いというかそんな感じですげふんげふん。

・敵について

 よーしパパ魔神出してバスターしちゃうぞー、というのが基本コンセプトでして、どう頑張ってもデーモンは出てくる仕組みでございました。
 グルネルとザルバードでだいぶ迷いましたが、ザルバードで正解だったかなあと思っております。

・構造

 情報か時間か、が最初にして最大の選択です。

 時間を選ぶとヒントが少ない(というかほぼない)状態で敵を探しに行かないといけない。背景はほぼわからない。そのかわり、敵を探す際にミスをしても最良の状態で会敵できる余地がある。
 情報を選んできちんと調べれば背景まで含めてほぼ丸わかりだけど時間の余裕がまったくなくなる。

 というあたりが基本的な構造でした。

 結果、時間を選んで一発正解というルートを通っているので、敵側の戦力はほぼ最低限です。
 時間の経過とともに「グラーニンが自分の身体を明け渡さず普通に魔神召喚」とか「ついでにヘルハウンドやアザービーストを召喚」みたいな感じで戦力が増強されていくという。


・戦略

 上述したように、ほぼ最適解であったなあと考えております。

 一番楽ができるのは「一旦村を回って舟を借りて湖側から上陸」というアプローチでした。
 警戒用の目(ええ、烏の群れには使い魔が紛れてました)は陸側しか警戒していないので奇襲になりストサバの数が減るという。


・戦術

 想定していた戦術は「同数のストサバを出してストサバ同士で殴り合わせ、PCは全力でザルバードを潰す」というものでありました。

 ストサバの使い勝手は異常です。特に正面から殴りあう場合、同レベルのファイターよりも強いくらいで、使い捨ててよいという部分も含めると明らかに使い勝手で上回りますよね。

 邪魔な障壁をなかったことにしてしまえば、あとは強打祭り+ひとり抵抗専念または回避専念でわりと簡単にケリがつく予定でした。
 まあ、出目次第な部分があるのは否定しませんが・・・・・・w


・背景など

 ・セーロフ
  チェーカーの創設者の名前と、KGBの初代長官の姓をくっつけました。
  見た目のイメージはこちら。つまりそういうひとです。

 ・監察室
  室長がアレなので組織もアレです。
  紋章の描写は完全にチェーカーですね、はい。

 ・ライナス
  姓のデューイはこのひとから。
  DDCは、いまも現役の分類法です。

 ・グラーニン
  研究内容はご紹介したとおりです。
  途中、月齢と魔術儀式の相関を調べるには・・・・・・で「膨大なデータを漁らないといかんです」というような描写をしたと思いますが、これはまさにグラーニンがやっていたことですね。
  あるきっかけで無茶な方向へ突っ走っておりますが、わりと真っ当な研究者でした。

 ・月蝕など
  最初は満月か新月にしようと思っておりましたが、厨二力を高めた結果「満月とみせかけて月蝕」ということになりました。
  リアルでも月蝕って満月のときだけ、日蝕は新月のときだけなんですよね。
  あと月蝕の周期性とかそういうのも調べれば出てくるようにはなってました。


・描写とか
 いい加減にやっているようでいて、結構細かくヒントや情報を出したりしていたつもりでおります。
 あと毎度のことですが描写にはそれなりに気を遣っております。
 遣ってあの程度かとか言わないで(´;ω;`)


・マップなど
 ラサーク近辺の遺跡マップはあからさま過ぎたと反省しております。
 せめてもう一箇所見るからに怪しい場所を作るべきでした(、、


・その他
 ばたばたしてた理由というのが実は4日前に娘が誕生した、ということでありまして。
 今日退院してきました。娘かわいいよ娘。

 でまあ、たぶん定期的に書き込むとかは難しくなるだろうというのもあって、ほぼ結果の見えた戦闘をさくっと終わらせてシナリオ畳んじゃったほうがいいかなあ、と判断いたしました。

 募集の際に提示してた「8月中旬頃、一時的に進行が遅くなる/数日間止まる可能性があります」というのはそういう事情だったのでした。


 だいたいそんなかんじなのですが、ここどうなってんの?とかご質問あれば可能な範囲でお答えしまーす!