転機
GM(Lain) 2012.08.10 [22:47]
エリーズはふたたび地母神へ癒しの祈りを捧げる。慈悲深い女神は、たしかに信徒の願いを聞き届けた。
ふたたびミルの傷は塞がり、エリーズ自身が負った傷の痛みも瞬時に消え去る。
※ ※ ※
ミルはセクトールにこの場を任せ、一旦離れて体勢を立て直す。
前線に出るのであれば、まずは敵の攻撃をかわすことができねばならない。
そうでなければ却って足手まといになりかねないからだ。
そのためには、盾。
魔術行使のために一度は落とした魔法の盾を、ミルはどうにか拾い上げた。
※ ※ ※
マークは禁書を小脇に、石の従者同士がぶつかる戦場へ駆け戻る。
魔神から石の従者を盾にする位置へと回り込み、己の武器を振るった。
鎚矛の一撃が石の従者の胴体を捉え、鈍い音とともに石の破片が撒き散らされる。
そこへ、ミルの作り出した石の従者の拳が叩き込まれた。
がらがらと従者は崩れ落ち、もとの媒体――拳大の石塊へと還元される。
ミルの従者の損傷も決して小さくはない。
だが、冒険者たちが掴みとったもの――数的な優位――は、それを補って余りあるものと言えるだろう。
※ ※ ※
そして、セクトール。
怒号とともに振り下ろした刃がしたたかに魔神を打つ。
振りぬき、振り上げ、軌道を変えて素早くもう一撃。
分厚い皮膚が裂け、どす黒い血液が傷口から噴き出した。
人ならば骨へ達し、一撃で死にかねない強烈な斬撃。
だが、魔神は揺らぎこそするものの倒れない。
――むしろ、魔神を揺るがせるほどの一撃、と評するべきであるのかもしれないが。
吼え声とも苦痛の呻きともつかぬものを血とともに吐き出しながら、魔神はさらに鍵爪を構える。
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■GMから
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クリティカル&数的優位!
第4ラウンドの宣言とPC側の行動については12日24時を期限とし、結果掲載&第5ラウンドの敵側宣言はこれ以降に行います。
■結果:第3ラウンド
A21 セクトール:ザルバードに移動攻撃(命中、クリティカル!12点ダメージ)
A21 エリーズ:ミルとエリーズにキュア(発動、7点/12点回復)
A18 マーク:S2に移動攻撃(命中、3点ダメージ)
A15 ミル:通常移動で離脱、盾を拾う
A14 ザルバード:ミル、セクトール、マークにウーンズ(すべて抵抗)
A12 ストサバポチ:S2に攻撃(命中、5点ダメージ → 撃破!)
A12 ストサバ1:エリーズに攻撃(はずれ)
A12 ストサバ2:ストサバポチに攻撃(命中、5点ダメージ)
A12 ストサバ3:ミルに攻撃 → セクトールに攻撃(はずれ)
■ステータス
・PC側
セクトール:HP 14/14 MP 12/12 プロテク12 カンタマ13 クイックネス14
エリーズ:HP 15/15 MP 14/22 プロテク12 カンタマ13 クイックネス14
マーク:HP 14/14 MP 14/14 カンタマ13 エンチャ16
ミル:HP 14/14 MP 01/16 プロテク12 カンタマ13
迅鉄:HP 05/05 MP 01/05
ストサバポチ:HP 06/16
・敵側
ザルバード:HP 13/25 MP 12/18
ストサバ1:HP 10/16
ストサバ3:HP 16/16
■宣言:第4ラウンド
A21 セクトール:???
A21 エリーズ:???
A18 マーク:???
A15 ミル:???
A14 ザルバード:セクトールに攻撃
A12 ストサバポチ:???
A12 ストサバ1:エリーズに攻撃
A12 ストサバ3:セクトールに攻撃
■ダイス
Lain@GM 禁書3R:ストサバ→セクトール 回避 2d6+6 Dice:2D6[5,3]+6=14
■戦況図:第3R終了時