マークはあてずっぽうをとなえた!

マーク(悪根) 2012.07.06 [06:49]

「ふむ。」

パッと思いついた質問を無節操に行った後、
その回答を元に頭の中を整理してみる。
そう言えば・・・

「このグラーニンが禁書盗難の犯人と特定出来た理由、
 それをまだ聞いていませんでしたね。
 どうもこの感じですと盗難から発覚までが
 随分と短時間で済んだように見受けられますが。」

それだけしっかりと管理されていたという事なのか。であるならば。
それはグラーニンにとっても当然、予期出来た事のはずなのだが。

※※※※※

今後の方針を決めるためにも何をどうするか。
俺の考えは・・・

「どうも金が目的ではないように見える。
 禁書を狙うのはリスクに見合わない気が、なぁ。
 もっと手頃なものは他にいくらでもありそうなものだ。
 そしてそれがわからない頭でもないはず。」

なんてったって大陸一のギルド様だ。
内部は宝の山に違いない。違いないったら違いない。
で、選り取り見取りだろうに何でソレ?

「この禁書でなければダメだった。
 と言う事ならば、彼の目的は魔神の召喚である可能性が高い。
 彼の権限で閲覧可能、かつ可能な儀式に必要だった。
 そんなところなんじゃぁないか。」

と、なると。

「オランを出た理由は何か。
 オランでは目的の儀式が行えないから、かな。」

そもそも、その魔術儀式はグラーニン単独では出来ないと目されてる。

「そう、本来なら彼単独では行えないはずの儀式。
 それを可能にする要素が彼の目的地にある、のでは。」

その要素って何だ?

「彼のもう一つの研究対象。占星術が鍵だったりとかして。
 あれを専攻する人は結構な少数派、だろ?」

ミルに確認を入れる。
俺自身、占星学はほんのちょっとだけ知識がある。
あれを専攻して研究するのがそういるとは思えない。

「研究者が少ないから未知の部分が多い。
 故に新たな発見もまたある。
 何か裏技を見つけた・・・のかもな。」

茶を啜り一息。

「・・・と、まぁ。どれもこれも推測なんだが。
 彼の研究材料の中でも占星術関連を中心に洗えば、
 彼が目的とする場所と時を示す何かが見つかってくれないかなーってね。
 そう思ってるわけなんだがどーだろう?」

軽く肩を竦めて、そう皆に提案してみる。

「聞けばグラーニンは冒険者としての経験もなく。
 特に野外活動等に長けているわけでもないようだ。
 多少の遅れは挽回できるんじゃないか。」

※※※※※

さて、とライナス氏に向き直り。

「そうそう。出発するにあたっての準備ですが。
 出来れば一見で魔術師とはわからない服装に
 お着替え願う事は出来ますでしょうか。」

杖にローブ、それは見事なまでに典型的なスタイル。
これでは私は魔術師です、と声を大にして言うに等しい。
そして胸元の紋章。これも見る人が見ればわかる代物っぽい。

「魔術を使用するのに発動体が必要なのは承知していますが、
 それももう少し目立たないものがあると。出来れば、ですが。」

魔術師ってだけで警戒される事は請け合い。
せっかく顔を知られていないのだ。
その利点は生かしたい。

PLより----------------------------------------------

予想はあくまで予想!当たるも八卦、当たらぬも八卦。
そんなわけでマークは出発前に情報を集める事を提案します。
彼はグラーニンが出ていた研究室、
特に占星術の方を調べて見たいと思ってますね。

それとライナス氏の格好について注文を。
あくまで出来れば、で。

>GM
教義についてご回答感謝であります。
ではある程度、知ってる風で行きまする。