いつもはなんとも思わない鎧が今朝は重いと感じる
バルカ(魔音) 2012.06.21 [22:38]
>「元商人としてのサガか。あるいは無知故の気楽さかな。
> そして深く信仰すれば色々と重くなる、と。難儀だねぇ。」
「マークのそれは資質と経験の成せる技ですね。
えぇ。こちらのは──って、重くなんか、ありませんよ?
アハハ。でもま、もっと深く潜っても良いかなと思えたのは確かですね」
精一杯強がりつつ、しかしそうすることで、どれだけ他人の役に立てるの
かは、......なのだけれど。
やれやれ。
☆
騎士たちが到着するまでの10日間、私は何度か同じ夢を見た。
歯が抜け、手足の指の多くが欠落したゴブリンが、腰も折れんばかりの
荷物を背負って現れ、交易をしようともちかけてくる夢だ。
彼の、空気が抜けるような言葉を苦心して聞き取るや、私は矛を無造作に
振り下ろすことで激しくツッコミを入れ、その要求に応じたものだった。
あまりにリアリティがない夢は、陽光の下、あっさりと溶けていく。
けれど、そんな日が本当に来ないと言い切れるだろうか?
ゴブリンたちの要求に右往左往する中、私はルーイに翻訳を頼みこみ、
マークに商いの仲介をしてもらっている様を想像して、我知らず苦笑いを
浮かべたものだった。
◇
宴の締めに、スポンサーのこともきっちりアピールしておくのは流石だ。
そのスポンサーが、信のおける人物であればなおさらだ。
まぁしかしそうすることで、彼が受ける盃の数は増すわけで、やがて
彼は酒杯の底に沈んでいった。
私はと言えば、ひっそりと楽器の一部になったり、散らかった食器を
片付けたりして酒精の弾幕から逃げ切ってみる。私の防御技術(?)が
試されるところだ。
◇
果たして翌朝、落ち武者さながらに続く私がいた。
「......さて、便利な魔法があってですね。。。」
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魔音@バルカより
くぅ。ルーイきゅんかこよすぐるる! 女子力の前に良くがんがったw
|-`).。oO(フェイドアウト
(*ノノ)