洞窟と足跡

GM(Lain) 2012.05.25 [22:48]

 一行は北西、地図に記されたもっとも北にある洞窟へ向かう。

 先ほどまでいた洞窟を出た足跡は、おおよそ同じ方向へ続いているようだ。
 下草が踏みしだかれ、ところどころで切り払った跡もある。

 誰かが一度通った道というのは歩きやすいものだ。
 たとえ先行したものが妖魔であったとしても。

※ ※ ※

 日は高く上り、鬱蒼とした森の中、落ち葉の積もる地面にも木漏れ日が差し込む。
 人が夜の闇を怖れ、嫌うように、妖魔は日の光を嫌う。

 妖魔にはいささか活動しにくい時間帯であるのかもしれない。

 そのためもあってか、道中、妖魔は現れなかった。

 歩くこと1刻弱、3人はいまふたたび洞窟を目にしている。

 前回と同様、ここにも(すくなくとも見る限りは)妖魔の気配はない。
 慎重に近づいてみれば、ここももぬけの殻と確認できる。

 だが、先刻の洞窟とは明確に異なるところに、冒険者たちは気づくだろう。

 洞窟の付近の地面。
 踏み荒らされている――足跡がある。
 1匹2匹のものではない。
 もっと数多くのそれ。

 何者が、どこから来て、どこへ向かったか。
 ここで何をしていたのか。
 そういったことは、いま少し調べねばわかるまい。

 だが、ここに、誰かが――先刻の洞窟よりも明らかに数の多い誰かが、居たことは間違いないだろう。

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■GMから

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 ジゼルが出なくなると途端にサツバツ度が上がりますね!


>みなさま

 Aへ通常移動、了解です。
 ふたたび特に支障なく移動できました。
 敵との遭遇はありません。


 では、3回判定をどうぞ。

 冒険者Lv+知力Bを基準に1回、レンジャーLv+知力Bを基準に1回、怪物判定を1回です。
 いずれも平目で試行可能です。

 なお、この判定に要する時間は移動時間に含まれるものとします(=この判定で得られる情報を得て、B地点から1刻経過です)。


>メモ

 現在時刻:午前10時(午前6時出発、2刻経過)