鍵のかかった扉の部屋
タリカ(がるふぉ) 2011.12.23 [00:58]
タリカ(がるふぉ) 2011.12.22 [00:39]
GM(Lain) 2011.12.21 [03:14]
> 「さあ順番に調べていきましょう。
> 本領発揮と言うところを見せて下さいますよね?」
「お、遠慮がなくなってきたじゃない」
ヴェロニカはそう言いつつ、どこか嬉しそうな様子だ。
率直に期待されていることを喜んでいるのかもしれない。
※ ※ ※
> まずは...このタペストリーは怪しくないでしょうか?
> 裏側に何か隠されていないか調べてみましょう」
タリカの言葉に、ヴェロニカはふんふんと頷きながらタペストリをめくって回る。
「うーん、ハズレだね。
特に何も、」
念のため、とタペストリの裏の壁をあちこちこんこんと叩いて、彼女は言った。
「ないみたいだ」
※ ※ ※
> この石がなにかわかりますか?」
「たぶん天井から落ちてきた奴だと・・・・・・あれ?」
ヴェロニカがなにかを拾い上げた。
「・・・・・・だめだ、壊れてる」
天井から落下したものと思われる石塊の下でふたつに折れていたそれは、ブローチだった。
葦の穂をかたどったもので、見たところ銀製のようだ。
残念ながら金銭的価値はないに等しい。
「惜しかったねえ」
言いながら机の上をもう一度眺める。
落下した石材に混じって、平たい板のようなものがある。
「・・・・・・?」
ヴェロニカが机の上に身を乗り出し、そっとその板の埃を払った。
「・・・・・・粘土板だね、これ。
昔は、ああ、古代王国時代よりずっと昔ね、まだ羊皮紙とかできる前、こういうのに記録を残してたらしいよ。
ほら、」
確かにそこには文字のようなものが刻まれている。
「下位古代語だ――あとで読んでみよう」
ごとり、と音を立て、粘土板を机の上に戻す。
「あとは机の中、かな」
言いながら慎重に引き出しを開け、中身を検分してゆく。
机そのものが激しく傷んでおり、それは中に入っていたものも同様だ――ことに羊皮紙は保存の状況がよくなかったためか、読める部分がほとんど存在しない。
だが、引き出しのひとつから、ヴェロニカが魔晶石を見つけ出した。
大きさも悪くない。
「お、こういうの、期待してたんだよねー」
ヴェロニカもようやく見つけた戦利品に顔を綻ばせている。
※ ※ ※
> 鍵をかけるだけではなく、罠まで仕掛けてあるとは随分と用心深かったようですね。
> それだけこの部屋には重要なものがあったのでしょうか」
「そうだねえ・・・・・・昔の奴らの考えることはよくわかんないけど、まあ、うちらのご先祖に恨まれてたみたいだからねえ」
遺骸を検めていたヴェロニカが、その指から何かを外した。
机の上に置く。
「そんで500年たってから、実際こうやって盗りにきちゃうわけだけどねえ」
感慨深げな台詞とは裏腹に、やはりヴェロニカはどこか楽しそうな風情だ。
彼女は純粋に、この状況を楽しんでいるのだろう。
「シグネットリング、だね。葦の穂の意匠だ――ここの連中のなにか、紋章みたいなものかもしれないね」
※ ※ ※
その後、棚からは銀製の短刀が発見された――柄に細工の施された、なかなかの品だ。
書架からは収穫がない――少なくとも、本の体裁を保った本はそこに残っていなかった。
戦利品は期待通りのものであったかどうか、だがヴェロニカは素直に気分を良くしたようだ。
「まあだいたい、ここ来るときに使った分くらいは取り返せたかな」
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■GMから:
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>がるふぉさん
ターン6を終了しました。
魔晶石(3)、細工のされた銀のダガー、葦の穂の意匠のシグネットリングが発見されました。
ほか、下位古代語で何事かが記された粘土板があります――この内容は別途記事を立てます。
銀のダガーについては必筋を決めてください。
また、ダガーとリングのそれぞれについて、2d6を1回ずつ、計2回振ってください。
価値決定ロールです。
なお、机の上の石材は天井から剥落したもののようです――特に価値はありません。
この部屋の捜索は終了しました。
(別途記事を立てますが)粘土板の解読には特にターンは必要ありません。
ターン7の行動を決定してください。
タリカ(がるふぉ) 2011.12.20 [23:14]
タリカ(がるふぉ) 2011.12.19 [22:56]
GM(Lain) 2011.12.19 [01:35]
> 「一層と比べてずいぶんと老朽化していますね」
「老朽化っつーかあれだよね、壊れ方がひどい感じ」
受ける印象は、ヴェロニカもタリカとそう変わらないようだ。
> 「お願いします」
「ん」
タリカの言葉に短く頷き、扉を調べ、鍵穴にそっと仕事道具を差し込む。
しばらく苦戦していた様子であったが、やがてかちりと錠の外れる音がした。
「うし」
ノブに手をかけてゆっくりと回し、扉を引き開け――ようとして、手を止める。
「・・・・・・なんかあるよ、この扉。
うん、やっぱり罠だ――たぶんそっちの、」
言いながら扉近くの壁を指す。
「小さい穴があるだろ。
そこから、矢かなんかが出てくる仕掛けだね」
言われてみれば、石組みの隙間にも見えるそれは、太矢が通る大きさだ。
「ワイヤー外してもいいんだけど面倒だし、下手すると罠動かしちゃうからなあ。
楔で出口塞いどこうか」
言うなり、矢の出口とおぼしきその穴に楔を打ち込み、がっちりと塞いでしまった。
「手品とおんなじ。
タネがバレちゃえばどってことないよ」
にっと笑うとふたたびノブに手をかけて、今度こそ扉を引き開けた。
同時に、ばん、という短い音。
鈍い衝撃音がそれに重なり、打ち込んだ楔がかすかに振動した。
「ね?」
※ ※ ※
松明の明かりに照らされた室内は薄暗い。
壁や天井、そして床の様子は、この層の通路とさして変わらない。
ところどころ石材が剥落し、岩盤が露出している部分もある。
壁にはタペストリが掛けられていたようだ――が、少なくとも売れる程度に原型を留めたものはない。
ほか、小さな棚、書架らしきもの、そして部屋の奥に大きな机。
机の向こう側を確かめてみれば、椅子だったものの残骸と、人のものと思われる遺骸が見つかるだろう。
遺骸はローブのような衣服を、まだ身に着けたままだ。
机の上には石材の小さな塊が、いくつか散らばっている。
「さて、」
ざっと室内を見て回ったヴェロニカが問う。
「どこからいこうか?」
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■GMから:
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>がるふぉさん
ターン5を終了しました。
鍵が開きました。
また、罠があったようですが無事解除できております。
室内の描写は上記の通り。
というわけで、
ターン6の行動を決定してくださいませ!
捜索するのであれば、シーフ技能による捜索判定をお願いします。
この判定は平目でも挑戦できます。
◆(4)階段の怪物判定
なにもわかりません!w
◆(2)異臭のする部屋について
> 扉にノブなどロープを引っ掛けられるような部分はありますでしょうか?
はい、ノブがあります。
> 引っ掛けられるような場所があるならロープを結びつけて一人が扉に張り付いてもう一人がロープを引っ張る、もしくは二人でロープを引っ張るという二人の共同作業という形で行きたいと思います。
了解です。
そのような形式であれば、ふたつの方法のいずれでも2人で共同作業が可能でしょう。