初仕事!

チルグラ(ぱんとら!) 2011.02.03 [00:38]

 


「仕事仕事し?ごと?♪」

 

ミノタウロス亭のおじさまにもらったお仕事、あたくしの初めてのお仕事よ?♪
やっと前に踏み出せるのよ、チルグラ!よかったわね♪


がんばってやってみせましてよ!!


ふふふ、と胸を張ってみせる。


「チルグラよ、学院で学んでるの。
最近オランには来たばっかりで、右も左も分からないんですの。
先輩がた、よろしくお願いいたしますねん」

とこれから一緒の仕事に出かける仲間達に杖を見せながら
にっこりと自己紹介をした。
ゼーレンには初日に会った。軽く手を振る。
冒険者のお仕事の時には、道化はしないのね。
アウロラにも手を振る。覚えてるかしら?
ふわふわ不思議な感じの子。
でもジョージが仕事を任せるのだから、
きっと仕事はしっかり出来る子なんでしょうね。

 

・・・にしても、あれだわね。
肉体的に仕事できそうな人がいなそうなパーティじゃないのかしら、これ。
・・・嫌な予感が、ちょっとする。
このダガーだって、護身用なんだから。
いやよ、あたしダガーより重いものぶんぶん振り回すの、ほんとにイヤですからね!!

 

 * * *

 

貴族の屋敷に通される。

冒険者の身になったらこんなところくることはないと思ったけど、
お仕事となったら貴族からってのも、結構あることなんでしょうね。
依頼人は高圧的じゃない。正直ほっとした。良かったわん。

「チルグラですわ」

と挨拶をして、勧められた椅子に座る。
何か飲み物を、という言葉に、ふわふわとした、あの妖精と一緒にいたアウロラがお湯をと頼んだ。

「では、お茶をぜひ。ミルクを一垂らしで」

と続けて使用人の方にお伝えして、

「ありがとうございます。」

と子爵様に頭を下げた。

 

討伐の依頼を受けるか否かに、皆が賛同する中、

「もちろん」

とあたくしも興奮気味に頷いた。


頭に地図を叩き込む。
コボルドとゴブリンの知識も頭の中から引っ張り出した。
少ないといいけど、でも行ってみないことにはわからないわね。


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PLより:

知識判定成功しました。

■コボルドしってる? 2D6 → 3 + 5 + (3) = 11
■ゴブリンしってる? 2D6 → 4 + 2 + (3) = 9

きくことがなぜか思い浮かばないスポンジ脳です。