ネタバレと感想など
GM(Lain) 2012.01.09 [02:23]
◆ネタバレ:全体構造など
こんなかんじです。
もともとの構想はこれとは似ても似つかない、単独パーティでルート分岐のあるダンジョンを攻略してもらおう、みたいなものでした。
・思いのほか参加者が多く、
・レベル差もGMが捌ききれる限度を超えていて、
・でもせっかくだから参加してもらいたい
→ そうだセッション分けようそうすればみんな参加できて万事OK!
更にその後、
→ ただ分けるだけじゃアレだからなんか条件満たしたら合流できるように仕込んどこう!
・・・・・・なんかいろいろなものが抜け落ちてる思考であったなあ、としみじみ振り返る次第です。
「思いついたときはすばらしいアイデアであるように感じられる」罠にすっぽり嵌った感がありますね!
まあそのような紆余曲折の末、
■(GMが普段見慣れててイメージしやすい)図書館をベースに、
■開架フロア側(lite)とバックヤード側(extra)で分けて両者を隠し扉で分断する
という形になりました。
また、
■lite側
部屋数:多め。選択肢が多い分、ターンと時間のリソースの適切な配分が必要。
反対側へのアクセス:困難。
単体での黒字:比較的出しやすい。合流しなくても大成功が可能。
■extra側
部屋数:少ない。(ターンや時間との関係では)総当り攻略が可能。
反対側へのアクセス:比較的容易(総当り可能なので)。
単体での黒字:ある程度までは出せる。ただし大成功はlite側へのアクセス必須(書庫の鍵はlite側にしかない)。
こんなかんじで差をつけました。
◆ネタバレ:モンスター関係
■1層階段の謎敵:ストサバさん
・ハードパンチャー!(当たらなかったけど)
■2層階段の謎敵:ガーゴイル
・複数回攻撃による嫌がらせ
■異臭部屋の謎敵:ガスストーカー
・じつは4lv。計算してみたらHP1点残ってまs ・いえなんでも。きっとなんか損傷があったんです!
・通常武器無効なかんじで。魔弓ェ。
■3層の謎敵:シミュラクラ+ボンサバ
・迂闊に突っ込むと5lvレンジャーの火力を浴びることに。
こうして並べるとセージ1じゃほぼわからない、という結果に。
そしてたぶん2でもほぼわからない・・・・・・GMのわかりやすい失敗でありました。すみませぬ(、、
◆ネタバレ:暗号
■解き方など
・じつは複数形にすべきところを単数で書いている恥ずかしいミスがあります。
・だいたい機械翻訳です。英語ェ・・・・・・。
・英語にした理由は「とっかかりになりやすく、かつ避けて通れない単語がある」「文字数が少なく、暗号化する範囲を明らかにしやすい」というあたり。
・内容は平文部分からなんとなく想像可能にしてあり、これもヒントにしたつもり。
■暗号化の方法
1.平文のアルファベットを00から25までの二桁の数字に置き換える
2.置き換えたそれぞれの数字を3倍し、26で割った余りを求める
暗号化が簡単な割に解くのにはそれなりの手間が要るというスグレモノです。
n字シフトと違って「ある1文字がもとの位置からどれだけズレているか」を確認されても全文が解読できないのですねー。
first、secondとone、twoはじつはかなり迷った末に「文字数が少ない方が特定しやすいのではないか」ということで後者に決めました。
ほんとうに惜しいところまで行っていたなあ、と思います。
◆感想など
■失敗の原因
GMが見るに複数ありますが、ダイレクトな要因は、
・実質的な3層到達ボーナスである崩壊した部屋の探索で目標値の7を出せなかった
・意思決定にやや時間がかかり、総当り攻略が(時間的に)不可能になった
このあたりかなあと思います。
意思決定に時間がかかってしまったのはGMのヒントの出し方が悪かった部分というのが相当程度含まれていると思われますすみません(、、
■大成功に向けてやってほしかったこと
・2層の隠し扉を発見し、合流すること
・粘土板の暗号を解読するか合流後にlite側パーティと共同で解読すること
2層はそれなりに「必然性なく奇妙な形」にしたつもりだったのですね。
1層とはほぼ重ならず、必要なさそうなところで通路が折れ曲がってたりしているわけで。
で、ここになにかありそうだな、と思って欲しかった(探せば隠し扉が見つかる)わけです。
また、粘土板の平文部分にもヒントを入れたつもりでした。
『同内容のものを二部作成し、バックヤードとライブラリフロア、双方にそれぞれ一部を残すこととする。』
ここです。
区切りのある別フロアが存在する、というのを示唆しているわけですね。
ただまあ、このあたりの微妙なヒントというのはGMとして解ってるから見えている部分というのが多分にあり、先入観のない状態で十分なヒントでありうるか、というのはまた別の問題ですよね。
もともとバランスが取れないがゆえに分離したセッション、ということもあり、あっさり合流すると一体なんのために分離したのよという話にもなるわけで、合流できなかった=失敗、ということではまったくありません。
失敗の要因はさきに記述したとおり、重要なところでの壊滅的な出目と、それまでに経過してしまった時間の2点です。
■つらつらと感想
えー、短期間ではありましたがお付き合いありがとうございました!
結果として失敗となってしまったもののGMとしては存分に楽しませていただきました。
いろいろ拾っていただけるとNPCの演じ甲斐があるといいますか。
ヴェロニカは想像以上にやってて楽しかったので、好評をいただけたことは素直に嬉しく思っています。
GMとしての反省点はいろいろありますが、今後も機会があれば是非お付き合いくださいませ!
おつかれさまでした!