いちばんの宝。

「戻って...きた？」

　最初に確認したのは両手の掌、そしてひっくり返して手の甲。

　次いで腕、足。

　どうやら無事に転送されたようだ。

　近くにヴェロニカ様も居る。

「まあ、実入りはそう多いとは言えないけどさ」

「わりと満足してるんだな、これが」

「そうですね」

　タリカも割りと...

「楽しかったです」

　ヴェロニカの微笑に微笑みを返す。

　未踏の地、そこにまつ遺跡、魔物、そしてその先にある宝物。

　未踏の地を歩くドキドキ感、そして宝を見つけた時のワクワク感。

　楽しかった。

　そして――

「宝物はそう多くなかったかもしれませんが」

「タリカは『いちばんの宝物』を頂きました」

　それは――

「それは相棒です」

　コツン、とヴェロニカ様の方を拳でつつく。

「ねぇ、ニカ？」

「あ、いいえ、ヴェロニカ"様"」

　うふふ。

「今夜はこちらにお泊りですか」

　コンラート様は小屋にいらっしゃった。

「そうですね、そうしていただけると助かります」

　ヴェロニカ様も大丈夫だろう。

　遺跡の間取りや魔物の情報、そして見つけてきた宝について報告する。

　そしてヴェロニカと宝物の分け前について相談する。

「綺麗に半分ずつで構いませんよね？」

　見つけてきた宝は果たして多かったのだろうか？

　それとも少なかったのだろうか？

　あまりにも少なすぎてヴェロニカ様が落ち込んでいなければ良いけれど。

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　がるふぉ＠PL:

　　分配についてはPL相談所の方に書きますねー。

　　なお戦利品の合計は２３７０ガメルになると思いますのでご確認して下さいませー。

　　２３７０?９００＝１４７０ガメル

　　一人あたり７３５ガメルになるかと思います。

　　暗号はついぞ分からなかったです。

　　暗号についてはまたPL相談所で（言い訳を(^^;）書きますね。

　　あとは感想を投下してひとまず一通りは締めのつもりであります。

　　後日談とか余裕があったら書くかもしれませんが、１／１０に募集が締め切りのセッションの参加を検討していますので、書いたとしてもそれまでになりますー。