常形なきもの
GM(Lain) 2011.12.27 [02:36]
ふたりは歪んで固定された扉の傍から、そっと室内を覗き見る――そこに、魔物がいる。
不十分な明かりの中、暗い室内を凝視していたヴェロニカが、やがて首を横に振った。
「ダメだ、ちょっとわかんないや」
小声でそう言い、タリカに場所を譲る。
タリカが見つめるなか、魔物の輪郭が歪んだ――気が、した。
暗がりで細かな造作まではわからない。
だが、それは微妙に姿を変えている様子だ。
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■GMから:
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魔物のいる部屋の追加描写です。
ちょっとだけですがっ