勝利と撤退
GM(Lain) 2011.12.30 [15:27]
> 「タリカが下がって魔法で援護します。
> 前で相手の攻撃を何とか凌いで下さい」
「わかった、頼むよ!」
タリカの指示にヴェロニカは即応した。
盾を構えて怪物とタリカの間に割り込み、魔法を使う間合いを確保する。
一瞬ののち、タリカの詠唱が完成した――石の床から地の精霊が現れ、怪物に石礫を叩きつける。
会心の一撃、というわけではなかったが、既に矢で深手を負っていた怪物には、それで十分だった。
中心部から弾けるように霧散し、あとには何も残らない。
部屋に漂っていた異臭の源が怪物であったのか、倒したあとは心なしか部屋の空気が澄んだような気さえする。
「魔法がなかったら危なかったねえ」
ヴェロニカはそう言うものの、それはそれとして、と早速部屋を漁りだした。
※ ※ ※
結局、この部屋から見つかったものは3つ。
磨き上げた水晶を加工して軸に使ったペン。
そのペンが収まっていたペンスタンド。
そして、室内の遺骸の傍らに落ちていたブレスレットだ。
うん、まあまあかな、とヴェロニカは評し、早速品定めを始める。
そのとき。
最初は、指先にぼんやりとした光。
次にそれが明確な輪郭を持ち始め、手や足、身体の末端に近い空中に魔法文字を浮かび上がらせてゆく。
ヴェロニカが、上位古代語だ、と呟いた。
ゆらゆらと動き、明滅を繰り返しながら、それらは徐々に光を増してゆく。
もはや残された時間がない、そのことをふたりは直感的に理解することだろう。
直後、急速に光を増した魔法文字の羅列が、各々の周囲に魔法陣を織り上げた。
浮遊とも落下ともつかぬあの感覚。
そして――
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■GMから:
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かいぶつを撃破、おたからゲットであります。
2d6を3回振ってください。3種のおたからの価値決定ロールです。
その後、リアル制限時間超過により遺跡から強制排除されました。
転移の後については別途カテゴリを作って投下いたします。
もう少々お待ちくださいませ!
Lain@だんじょん ≫ ラウンド5
Lain@だんじょん ≫ タリカ3m後退&ストブラ 2d6+6 <Dice:2D6[5,3]+6=14>
Lain@だんじょん ≫ ダメージ r20@10+6 <Dice:R20@10[1,3:2]+6=8>
Lain@だんじょん ≫ かいぶつ -14/?? 撃破!
Lain@だんじょん ≫ 戦闘終了っ